ミランブログ

2011年からのミラニスタです。アイドルはズラタン。ミランの試合や面白い試合の分析というか感じたことなどを書いていきたいと思います。

NEXTレヴァンドフスキ?新星ピョンテクとは何者なのか

FWというポジションに皆さんはどのような印象を抱いているだろうか。格好良いとか華やかなどと言ったポジティブな印象を抱いている方が多いのではないだろうか。

 

しかし、格好良さや華やかさ以上にFWというポジションは過酷なポジションであると私は言いたい。チームを勝たせるのはFWというポジションの役割だ。どんなに良いボールが来なくてもFWはチームを勝たせるために動き続けなければならない。

 

また、現代サッカーではFWには守備も求められ、ボールを追い回さなければならない。そして、チェイシングをしてクタクタになっても自分より大きなDF相手にボールを収めなければいけない過酷さを皆さんはご存知だろうか。

 

FWというポジションは格好良さや華やかさと引き換えに大きな代償を払っているポジションなのだと私は言いたい。

 

さて、今回はそんなFWというポジションのスター候補生クシシュトフ・ピョンテクについて紹介していきたいと思う。

 

 

プロフィールf:id:milanlover:20190129131210j:image

国籍 ポーランド

身長 183

年齢 23歳

ポジション FW

2012レキア・ジェルジョニェフでプロデビューを果たしザグウェンビェ・ルビンKSクラコヴィアチームを渡り歩いた後、2018年6月8日ジェノアへと移籍。そして、2019年1月23日ACミランへと移籍した。

ポーランド代表では2試合に出場して1得点を決めている。

ニックネームはクリス

 

 

プレースタイル

ピョンテクの最大の魅力はやはりゴールの嗅覚だろう。セリエA13得点カップ6得点という数字からも分かる通りゴールの嗅覚はかなり優れたものだ。

 

なぜ、ピョンテクが半シーズンで19ゴールという素晴らしい数字を残せたのかというこだが、ピョンテクは豊富なゴールパターンを持っているからなのではないかと私は思う。

 

PAエリア内での相手DFとの駆け引きの巧さは流石と言ったところで頭でも足でもボールをゴールにねじ込める。また、反転シュートもゴールパターンの1つであり、エリア内でのプレーの才能は突出している。

 

キックも優れており、PAエリアの少し外からも十分ゴールを狙えるシュートレンジの広さも見せる。また、強力なミドルシュートを持っているのも武器の1つだ。

 

スタメン争いをするクトローネピョンテク同様PAエリア内で良さを発揮する選手だが、やはりピョンテクの方がゴールパターンが豊富だ。反転シュートやミドルシュートなどはクトローネには無い武器であり、スタメン争いはピョンテクが一歩リードしていると私は思う。

 

また、ピョンテクはボディコンタクトの技術も優れている。身長183㎝とフィジカル的に恵まれてるとは言えないが、セリエAの屈強なDF陣にも当たり負けせず、競り合いでも競り勝てる技術を持っている。

 

イグアインのようにボールタッチが柔らかく足元の技術が突出して高いわけではないが、ボディコンタクトが巧いので、ある程度雑なロングボールであってもボールを収めることが出来る。

 

そしてピョンテクは走力に関しても優れていると言える。一瞬でトップスピードに乗れる加速の速さをもっており、正にDFラインの選手との一瞬の駆け引きを得意とする選手らしいと言えよう。

 

ある程度雑なボールを収められたり、走力が優れているピョンテクはあまりチームとして成熟していないミランのようなチームでもある程度良さを出せるはずだ。イグアインよりもミランというチームが求めている理想のFW像としてはピョンテクの方が近いだろう。

 

不安なところと言えばワントップでのプレーが未知数と言ったところだろうが。クラブではクアメ、代表ではレヴァンドフスキと相方には恵まれているため、ワントップでのプレーに苦労する可能性もあるだろう。

 

ピョンテクのポテンシャルはホンモノであると主張したい。NEXTレヴァンドフスキと呼ばれているピョンテクだが、レヴァンドフスキクラスの選手になる可能性は十分あると私は思っている。

 

 

ピョンテク獲得の懸念点

ピョンテク獲得は手放しで喜べるわけではない。ミランのように財政的に厳しいチームが半年しかセリエAで活躍していない選手に3500万€を注ぎ込むのはかなりリスキーなことだろう。

 

しかし、それ以上に私は恐れていることがある。それはクトローネの流出だ。3500万€という大金以上に大きなものを失う可能性があると私は主張したい。

 

昨シーズンはカリニッチアンドレシウバを今シーズンはイグアインよりも結果を出しているにも関わらずクラブは大金を叩いて別の選手を買ってくる。クトローネからしたらクラブは自分のことを信頼してないのではないかと感じても不思議ではない。

 

どんなに頑張って結果を出してもクラブは他の選手を獲ってくる。そんなクラブの扱いにクトローネがクラブに愛想を尽かしてしまっても不思議ではないだろう。

 

そしてもう1つピョンテク獲得について懸念していることがある。

 

それは現在のACミランでエースを張る難しさについてだ。イブラヒモビッチ以降12-13シーズンのバロテッリバッカ以外結果を出せているFWが居ないというのが今のミランの現状である。

 

度重なる監督交代中盤の質不足など考えられる要因は様々であるが、今のミランで結果を出すのは至難の業だ。レアルマドリーユヴェントスといったビッグクラブを渡り歩いたイグアインが活躍出来なかったことからもわかるだろう。

 

プレースタイルを説明したところで述べた通り私はピョンテクの能力は本物だと思っているし、ミランで結果を出せると思っているが、残念ながら今のミランというチームを観れば、期待外れになってしまっても全く不思議ではない。

 

ここまで2つの懸念点について書いたが、私はピョンテクの獲得を肯定的に捉えている。クトローネとも良い関係を築いてインザーギシェフチェンコのような関係を築いてくれることを私は願っている。

 

そしていつの日かクシシュトフ・ピョンテクという選手がミランを正しい場所に戻してくれると信じたい。

 

拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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