18-19シーズン選手批評 FW編
ピョンテク
パケタ同様冬に加入してすぐにフィットし、チームに欠かせない選手になった。とくにデビューのナポリ戦での2ゴールの活躍は圧巻で、クリバリですら止められないパフォーマンスを見せ、クトローネとの格の差を見せつけた。その後もゴールを獲り続けチームを助けた。終盤は疲労もあり、失速気味だったが、守備貢献など最低限の仕事はしてくれた。今シーズンはインザーギ以降パッとしない背番号9を選択した。9番の呪いを払いのけて今シーズンもネットを揺らし続けてほしい。
イグアイン
レアルマドリード、ナポリ、ユヴェントスと多くのビッグクラブを渡り歩いた経歴を持つビッグネームが久々の加入。イブラヒモビッチ以来のビッグネームと加入当初は騒がれていたが、結論から言うとイブラヒモビッチとイグアインを同格として語らないでほしいという気持ちが一層強くなっただけだった。個人的にイグアインの加入には懐疑的だったので、期待はしていなかったのだが、序盤の数試合は良い意味で予想を裏切ってくれた。スソと良い関係を築き、素晴らしいパフォーマンスを見せた。しかし、徐々にうまくいかない試合が増えてくると目に見えてパフォーマンスが悪化。不貞腐れているような仕草を見せるシーンも増えていった。そして、決定的だったのが、ユヴェントス戦。相手選手と口論し、退場。今思えば、あのシーンでイグアインのミランでのキャリアは終了していたのかもしれない。その後は守備もしなければ、ゴールも奪えず、ボールも収められないとベンチに座らせられているクトローネが可哀想になるパフォーマンスを見せつけてくれた。そして、そのままチェルシーへと旅立ってしまった。
後味の悪さまで加味するとカリニッチと同等もしくはそれ以上の最悪の取引だったと思う。
クトローネ
前半戦はイグアインの控え、後半戦はピョンテクの控えと不遇のシーズンを過ごした。特に、前半戦は10月くらいからイグアインが酷いパフォーマンスを見せたにも関わらず、ベンチ生活が続いたのはフロントの思惑など、ピッチ上以外の大人の事情が絡んでいたのが見え見えで非常に可哀想だった。後半戦は完全に上位互換のピョンテクが加入。ピョンテクのパフォーマンスを見ていると、クトローネがベンチなのも納得だった。不運だったのはピョンテクとの2トップがあまり機能しなかったことだろう。また、焦りからなのかどうかはわからないが、17-18シーズンのように点を獲ってほしいときに獲ってくれるという選手でもなくなってしまったため、ジョーカーとしてもあまり機能しなかったのも出場機会を減らす要因となってしまったのだろう。今シーズンはウルブス(ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ・フットボール・ クラブ)に移籍。合理的に見れば悪くない取引だと思うが、感情的に見れば話は別。ピッチ上でチームメイトとサポーターを盛り上げるクトローネの姿を今シーズンは見れないというのは非常に残念。強くなって帰還し、またロッソネロのユニフォームに袖を通して戦うクトローネの姿が見たい。forza cutrone!
※一応バッカもいましたが、PSMしか居なかったので、省きます。
拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。